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■若林研究室のテーマ■
「低損失高効率・低騒音低振動な次世代電気機器開発
のための磁性材料評価・活用技術の研究」


研究テーマ  研究設備  研究プロジェクト  活動予定  研究ネットワーク

■研究概要■

近年の世界的な省エネルギー意識の高まりにより、消費側のモータや変圧器などの電気機器の省エネ化(低損失高効率化)がこれまで以上に求められています。 我が国では、省エネ法によりトップランナー方式が導入され、効率基準を満たす機器の製造及び輸入が義務づけられています(参照:一般社団法人日本電機工業会 トップランナー機器)。 また、産業用途からドローンや電気自動車等の民生用途へ使用が拡大されている中、電気機器の低騒音低振動化も重要な要素の一つです。

電気機器の低損失高効率・低騒音低振動化には、使用されている鉄心材料(主に電磁鋼板)の損失(鉄損)特性と振動(磁気ひずみ)特性を詳細に把握し、その特性を考慮した機器の設計製造技術の確立が必要です。 若林研究室では、鉄心材料のベクトル磁気特性と二次元磁気ひずみの測定及び解析に関する研究を行っており、これまでに測定装置、測定・解析技術の構築を行ってきました。 現在では、鉄心の低鉄損化・低磁気ひずみ化を目指し、極薄電磁鋼板やベクトル磁気特性制御材の開発・測定評価、より実機に近い駆動状態での測定評価、機器開発に必要な2軸磁界強度センサの校正や永久磁石の着磁評価も行っています。

研究で得られた成果は学会で発表を行い、これまでに査読付論文の学術雑誌掲載や論文賞の受賞を頂いています。また学会運営や電気学会マグネティックス研究会委員を務めています。 これらの実績から、本学教員として着任した平成27年度に初めて科研費を獲得し、それ以降、JAXAとの共同研究プロジェクトや民間財団からの研究助成に繋がっています。

研究室配属された卒業研究生は9月末に行われる学会「電気・情報関係学会九州支部連合大会」での研究発表を目標に、研究活動を共同で実施しています。


■キーワード■
ベクトル磁気特性、二次元磁気ひずみ、電磁鋼板、鉄損、電気機器、モータ、変圧器、極薄電磁鋼板、ベクトル磁気特性制御材、電磁気学、磁気工学、磁気計測、有限要素解析



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公開日 2017年6月12日
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